2014-02-06

【第17回文化庁メディア芸術祭】「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ第8部『ジョジョリオン』がマンガ部門で大賞受賞! − 国立新美術館で開催中(入場料無料):2014年2月5日(水)~2月16日(日)

文化庁メディア芸術祭は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰し、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバル。今回で第17回目を迎えます。受賞作品展は、2月5日(水)から2月16日(日)までの12日間、東京・六本木の国立新美術館で開催されています。




マンガ部門では、連載28年目を迎えた「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの第8部「ジョジョリオン」が大賞を受賞しました。「ジョジョの奇妙な冒険」は「週刊少年ジャンプ」で連載、その第8部「ジョジョリオン」は2011年から集英社「ウルトラジャンプ」で、現在連載中の作品です。

開催会場ではアニメ映像やマンガの原稿、選出された作品を体験することが出来るようになっているので、機会があったら是非ご覧ください。アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガ4部門の大賞受賞作品は以下をご覧ください。


アート部門


●大賞

crt mgn
メディアインスタレーション
Carsten NICOLAI(ドイツ)
©2013 Carsten Nicolai. All rights reserved.

Photo : Uwe Walter Courtesy Galerie EIGEN + ART Leipzig/Berlin and The Pace Gallery

作品概要
本作は、テレビのモニターに映るイメージが、磁石の力を受けて変化するさまを「見る」こと、そして電磁波の作用によって発生した音を「聴く」ことを観客に促す。モニター上には、空間内に設置された4つのネオン管の光が映し出される。天井から吊られているのは、磁石の付いた揺れる振り子。その磁界をテレビに設置されたアンテナが捉え、振り子が通過するたびに、モニター上のイメージは歪んでいく。一方でアンテナは電磁波を分析する装置として音響機材へとつながっている。電磁波の変動が音響信号へと変換されることで、観客はそれを「音」として知覚することができる。本作は、日常の中では人間が感じることができない電磁波を、視覚と聴覚で捉えることを可能にする。


エンターテインメント


●大賞

Sound of Honda / Ayrton Senna 1989
映像、ウェブサイト、メディアインスタレーション、サウンド
菅野 薫/保持 壮太郎/大来 優/キリーロバ ナージャ/米澤 香子/関根 光才/澤井 妙治/真鍋 大度(日本/ロシア)
©Honda Motor Co., Ltd. and its subsidiaries and affiliates.

©Honda Motor Co., Ltd. and its subsidiaries and affiliates.


作品概要
走行データを用いてドライブをデザインする本田技研工業のカーナビゲーションシステム「インターナビ」。その独自の技術と歴史をひもとくため、1989年のF1日本グランプリ予選でアイルトン・セナが樹立した、世界最速ラップの走行データを用い、彼の走りを音と光でよみがえらせた。エンジンやアクセルの動きを解析し、実際のMP4/5マシンから録音したさまざまな回転数の音色と組み合わせることで、当時のエンジン音を再現。全長5,807mの鈴鹿サーキット上に無数のスピーカーとLEDを設置し、再現した音を走行データに合わせて鳴らすことで、24年前の走りを表現した。特設サイトではWebGL(ウェブページ上で3Dグラフィックスを表示する標準規格)により当時のラップタイム“1分38秒041”を3DCGで再現し、セナの走りを体感できるコンテンツを公開。加えて、当時のエンジン音を自分のクルマで楽しむことができるスマートフォン用のアプリも開発・配布された。


アニメーション


●大賞

はちみつ色のユン
ドキュメンタリー・アニメーション
ユン/ローラン・ボアロー(ベルギー/フランス)
©Mosaïque Films - Artémis Productions - Panda Média - Nadasdy Film - France 3 Cinéma – 2012

©Mosaïque Films - Artémis Productions - Panda Média - Nadasdy Film - France 3 Cinéma – 2012

作品概要
朝鮮戦争後の韓国では、多くの子どもが養子として祖国を後にした。その中の一人「ユン」は、ベルギーのある一家 に“家族”として迎えられた。肌の色が異なる両親と4人の兄妹とともに生活を送る中で、フランス語を覚え、韓国語や孤児院での生活を忘れることができた「ユン」。そんな時にもう一人、韓国からの養女がやってきて“家族”に加わった。彼女を見て、「ユン」は自分が何者なのかを意識し始める――。韓国系ベルギー人のユン監督が自身の半生を描いたマンガをもとに、ドキュメンタリー映画監督ローラン・ボアローと共同監督したアニメーション。現代のソウル、そして1970年当時のユン監督が写された8ミリフィルムや記録映像による実写と、手描きやCGによる3Dアニメーションといった多彩な手法でシーンを描き分け、アニメーション表現の可能性を切り拓く。肌の色が違っても、血のつながりがなくても、愛に満ちている“家族”のあり方を本作は物語っている。


マンガ


●大賞

ジョジョリオン ―ジョジョの奇妙な冒険 Part8―
荒木 飛呂彦(日本)
©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/SHUEISHA

©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/SHUEISHA

作品概要
M県S市杜王町。震災で隆起してできた土地である通称「壁の目」で、一人の青年が発見された。記憶を失っていた彼は「東方定助」と名づけられ、さまざまな手がかりを元に自らの素性を探る。東方家の秘密と思惑、杜王町で起きた過去の事件、定助の素性をたどる重要な手がかりとなる「吉良吉影」なる人物……さまざまな謎に定助は巻き込まれる。緻密なストーリー構成、超能力を目に見える形で表現することでマンガ表現に革命をもたらした概念“スタンド”によるバトルに加え、サスペンスにも更なる磨きをかけ、多くの読者を惹きつけた。連載28年目を迎えた「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの第8部。
『ウルトラジャンプ』連載開始:2011年6月号〜連載中

大賞のみの紹介ですが、この他にもすばらしい作品が優秀賞、新人賞などの賞を受賞しています。ご興味のある方は、是非、六本木の国立新美術館まで足をお運びください。2月5日(水)から2月16日(日)までの12日間にわたり開催します。


受賞作品展示会場






エンターテインメント部門優秀賞『スポーツタイムマシン』体験展示は、東京ミッドタウン[ガレリア地下1階 アトリウム/コートヤード]で12:00〜19:00(受付は11:30から)の時間で開催しています。

◆会場

国立新美術館
※ 2 月 12 日(水)休館
10:00 ~ 18:00(金曜は20:00まで)※入場は閉館の30分前まで
国立新美術館 - Google マップ

東京ミッドタウン(東京都港区赤坂9-7-1)
シネマート六本木(東京都港区六本木3-8-15)
※[マンガライブラリー]10:00 ~ 19:00
※ 2 月 12 日(水)は御利用いただけません。

スーパー・デラックス(東京都港区西麻布3-1-25 B1F)


第17回文化庁メディア芸術祭


0 件のコメント :

コメントを投稿

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...