2014-06-24

Microsoft、「OneDrive」の無料容量を15GBに増加へ。「Office 365」ユーザは1TBに、有料ストレージも料金改定

Microsoftは米国時間6月23日、同社のオンラインストレージサービス「OneDrive」について、無料ディスク容量を2倍以上に増加することをOneDrive Blogにて発表しました。また、有料ストレージの価格を約70%引き下げる改定をし、「Office 365」ユーザ向けの無料容量については1Tバイトに増量されます。
今回の改訂は、「OneDrive」のライバルである「Googleドライブ」との競合を意識したもので、「Googleドライブ」は昨年5月からすでに無料容量は実質15Gバイトとなっています。Microsoftの公式日本語サイト「TechNet Blogs」によれば、今回の改訂は以下の通りで、これらの変更時期については今後 1 か月以内、つまり7月には提供を開始するとのことです。
  1. OneDrive の無料ストレージ容量を15GB に増加 (現在 7GBで提供中)
  2. 当社の調査によると、4 人中 3 人が、PC に保存しているデータの容量は 15GB 未満でした。しかし、他にも色々なデバイスにデータを保存されていますので、写真や動画、ドキュメントの全てに、利用中のデバイスからアクセスできるよう、最初から無料で 15GB を提供することにしました。
  3. 追加のディスク容量の価格を、約70%引き下げます
  4. さらに多くのディスク容量が必要な場合は、追加で購入することもできます。新価格は、100GB の場合、月額 190 円(現行価格:月額 799 円)、200GB の場合は月額 380 円(同:1,199 円)です。

ちなみに、現行の料金体系、及び新料金、そして「Googleドライブ」との料金比較は以下の通りです。

追加容量 旧料金 新料金 Googleドライブ
50GB 4.49ドル なし なし
100GB 7.49ドル 1.99ドル 1.99ドル
200GB 11.49ドル 3.99ドル なし
1TB なし なし 9.99ドル

7月から新価格が適用されますが、現行の登録ユーザは手続きなどは必要なく、自動的に新価格へと移行されます。コンシューマー向け「Office 365」ユーザは「OneDrive」の無料容量として1TB使うことが出来、5人で使える「Office 365 Home」の月額料金は9.99ドル、1人で使う「Office 365 Personal」は6.99ドルとなり、Googleドライブの1Tバイトプランと比較しても引けを取らない料金体系となっています。ただ、コンシューマー向け「Office 365」は日本では残念ながら提供されていません。日本でも提供されている「Office 365 Business」は、現行で1人当たり1Tバイトが無料になっています。

▶︎ OneDrive Blog
▶︎ The Official Microsoft Japan Blog:TechNet Blogs

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