FIFAワールドカップ 2014（ブラジル大会） 開催までの経緯と試合日程

いよいよ、サッカーの世界一を決定するFIFAワールドカップ2014ブラジル大会が、2014年6月12日から7月13日までの日程で開催されます。ブラジルで開催されるFIFAワールドカップ、同大会20回目となる記念の大会でもあります。また、ブラジルでの開催は、決勝戦が『マラカナンの悲劇』と呼ばれた1950年の大会以来64年ぶりとなります。大会を目前にして、Twitterは「チーム応援ページ」や「World Cup（ワールドカップ）」タイムラインを開設。Facebookは「ワールドカップトレンド」ページを解説。そしてGoogleも検索ページのロゴをワールドカップ仕様にして、今ブラジル大会を盛り上げています。

2011年3月3日に開かれたFIFA理事会で大陸別出場枠が決定され、予選には203の国・地域が参加。開催国を含む32チーム（国と地域）が本大会開催地ブラジル12の都市で熱戦を繰り広げます。

開催国選定の経緯

ゼップ・ブラッター国際サッカー連盟会長の2006年5月20日に行われた記者会見での「"2010年以降のワールドカップでは各大陸連盟での持ち回りで開催する" と定めた原則に基づき、南米での開催を前提としている」といった主旨の発言により、南米での開催が決定しました。南米での開催国選定は、当初から南米サッカー連盟が加盟各国の総意として「ブラジル」での開催を希望していたことから、ブラジルも正式に立候補を発表しました。ただ、もう一国、1986年のワールドカップ開催国に決まっていながら財政難のために開催することが出来なかったコロンビアも立候補したため、ブラジルとコロンビアの二つの国による一騎打ちとなりました。

コロンビアサッカー協会が、2007年4月11日に招致の断念を発表したことで、ブラジルが南米唯一の立候補国となり、その年の10月30日にブラジルでの開催が正式に決定しました。ブラジルでの開催は、1950年大会以来64年ぶり。ちなみに、ワールドカップの各大陸連盟での持ち回り開催は、2007年10月29日のFIFA理事会で破棄され、2018年以降の大会については「オープンビッド（自由立候補）」となっています。持ち回り開催の発言を行った現FIFA会長ゼップ・ブラッター氏は「これまで開催がなかったアフリカ、そして1978年以来30年以上もワールドカップを開催していない南米にもっていくための方便だった」と説明しています。

大会マークとマスコット

公式マーク「インスピレーション」は、2010年7月8日に発表されました。ブラジルの国旗の色である「緑と黄色」で「3つの手」が構成され、これをFIFAワールドカップトロフィーの形に見立て「歓迎の気持ち」を表現しています。

大会の公式マスコットはブラジル固有種ミツオビアルマジロの「Tatu-Bola」です。絶滅危惧種でもあり、危機を感じるとボール状に丸くなる性質から選ばれました。マスコットの正式名称は、「Amijubi」「Fuleco」「Zuzeco」の3種類からネット投票で「Fuleco」(フレコ)」に決定しました。「フレコ」はポルトガル語でサッカーを意味する「futebol」と、エコロジーを意味する「ecologia」を組み合わせた造語です。マスコットはブラジル国旗と同じ黄、緑、青が配色されています。

試合日程(６月)

グループＡ

日時(日本)	(現地)	会場	対戦カード	放送予定
13日(5:00)	12日(17:00)	サンパウロ	ブラジル　−　クロアチア	フジテレビ系
14日(1:00)	13日(13:00)	ナタル	メキシコ　−　カメルーン	NHK総合
18日(4:00)	17日(16:00)	フォルタレザ	ブラジル　−　メキシコ	NHK総合
19日(7:00)	18日(18:00)	マナウス	カメルーン　−　クロアチア	TBS系
24日(5:00)	23日(17:00)		カメルーン　−　ブラジル	NHK総合
24日(5:00)	23日(17:00)	レシフェ	クロアチア　−　メキシコ	フジテレビ系

グループＢ

日時(日本)	(現地)	会場	対戦カード	放送予定
14日(4:00)	13日(16:00)	サルバドル	スペイン　−　オランダ	NHK総合
14日(7:00)	13日(18:00)	クイアバ	チリ　−　オーストラリア	テレビ東京系
19日(4:00)	18日(16:00)	リオデジャネイロ	スペイン　−　チリ	フジテレビ系
19日(1:00)	18日(13:00)	ポルトアレグレ	オーストラリア　−　オランダ	NHK総合
24日(1:00)	23日(13:00)	クリチバ	オーストラリア　−　スペイン	テレビ朝日系
24日(1:00)	23日(13:00)	サンパウロ	オランダ　−　チリ	フジテレビ系

グループＣ

日時(日本)	(現地)	会場	対戦カード	放送予定
15日(1:00)	14日(13:00)	ベロオリゾンテ	コロンビア　−　ギリシャ	テレビ東京系
15日(10:00)	14日(22:00)	レシフェ	コートジボワール　−　日本	NHK総合
20日(1:00)	19日(13:00)	ブラジリア	コロンビア − コートジボワール	NHK総合
20日(7:00)	19日(19:00)	ナタル	日本　−　ギリシャ	日本テレビ系他
25日(5:00)	24日(16:00)	クイアバ	日本　−　コロンビア	テレビ朝日系
25日(5:00)	24日(17:00)	フォルタレザ	ギリシャ − コートジボワール	NHK総合

グループＤ

日時(日本)	(現地)	会場	対戦カード	放送予定
15日(4:00)	14日(16:00)	フォルタレザ	ウルグアイ　−　コスタリカ	NHK総合
15日(7:00)	14日(18:00)	マナウス	イングランド　−　イタリア	NHK総合
20日(4:00)	19日(16:00)	サンパウロ	ウルグアイ　−　イングランド	フジテレビ系
21日(1:00)	20日(13:00)	レシフェ	イタリア　−　コスタリカ	NHK総合
25日(1:00)	24日(13:00)	ナタル	イタリア　−　ウルグアイ	テレビ東京系
25日(1:00)	24日(13:00)	ベロオリゾンテ	コスタリカ　−　イングランド	NHK総合

グループＥ

日時(日本)	(現地)	会場	対戦カード	放送予定
16日(1:00)	15日(13:00)	ブラジリア	スイス　−　エクアドル	NHK総合
16日(4:00)	15日(16:00)	ポルトアレグレ	フランス　−　ホンジュラス	日本テレビ系
21日(4:00)	20日(16:00)	サルバドル	スイス　−　フランス	NHK総合
21日(7:00)	20日(19:00)	クリチバ	ホンジュラス　−　エクアドル	テレビ朝日系
26日(5:00)	25日(16:00)	マナウス	ホンジュラス　−　スイス	NHK総合
26日(5:00)	25日(17:00)	リオデジャネイロ	エクアドル　−　フランス	テレビ朝日系

グループＦ

日時(日本)	(現地)	会場	対戦カード	放送予定
16日(7:00)	15日(19:00)	リオデジャネイロ	アルゼンチン−ボスニア	NHK総合他
17日(4:00)	16日(16:00)	クリチバ	イラン　−　ナイジェリア	NHK総合
22日(1:00)	21日(13:00)	ベロオリゾンテ	アルゼンチン　−　イラン	日本テレビ系
22日(7:00)	6月21日(18:00)	クイアバ	ナイジェリア　−　ボスニア	テレビ東京系
26日(1:00)	25日(13:00)	ポルトアレグレ	ナイジェリア − アルゼンチン	NHK総合
26日(1:00)	25日(13:00)	サルバドル	ボスニア　−　イラン	日本テレビ系

グループＧ

日時(日本)	(現地)	会場	対戦カード	放送予定
17日(1:00)	16日(13:00)	サルバドル	ドイツ　−　ポルトガル	NHK総合
17日(7:00)	16日(19:00)	ナタル	ガーナ　−　米国	テレビ朝日系
22日(4:00)	21日(16:00)	フォルタレザ	ドイツ　−　ガーナ	NHK総合
23日(7:00)	22日(18:00)	マナウス	米国　−　ポルトガル	TBS系
27日(1:00)	26日(13:00)	レシフェ	米国　−　ドイツ	TBS系
27日(1:00)	26日(13:00)	ブラジリア	ポルトガル　−　ガーナ	NHK総合

グループＨ

日時(日本)	(現地)	会場	対戦カード	放送予定
18日(1:00)	17日(13:00)	ベロオリゾンテ	ベルギー　−　アルジェリア	NHK総合
18日(7:00)	17日(18:00)	クイアバ	ロシア　−　韓国	TBS系
23日(1:00)	22日(13:00)	リオデジャネイロ	ベルギー　−　ロシア	日本テレビ系
23日(4:00)	22日(16:00)	ポルトアレグレ	韓国　−　アルジェリア	NHK総合
27日(5:00)	26日(17:00)	サンパウロ	韓国　−　ベルギー	NHK総合
27日(5:00)	26日(17:00)	クリチバ	アルジェリア　−　ロシア	日本テレビ系