2014-04-21

Microsoft、Windows XP搭載PCが起動不能になる問題に対応 〜 問題対応に「Antimalware Engine 1.1.10502.0」をリリース 〜

Windows XPがサポートを終了したのが2014年4月9日、その1週間後の先週、XP搭載PCが起動しない問題が発生しました。この問題は、多くのユーザから指摘されており、 Neowin Forumsにもたくさんの投稿がされています。その結果でしょうか?Microsoftは、サポート終了にも関わらず、対応を迫られる結果となりました。


Windows XP搭載のPCが起動しない問題は、Microsoftが無償で提供しているアンチウイルスソフト「Microsoft Security Essentials」が原因であることが分かっています。実際に、わたしの会社でもWindows XP搭載が2台あり、この現象が起きていました。セーブモードで起動して「Microsoft Security Essentials」を削除しようとしましたが出来ず、再度起動したところ、長い時間待った末に「Microsoft Security Essentials」の「サポートが終了しています」的なメッセージが表示されました。ネットワークから外して起動したら1台だけ起動してくれたので、ここで「Microsoft Security Essentials」を削除することに成功、立ち上げることが出来ました。もう1台は完全に起動せず、未だにねむっています。

Neowin Forumsにも多くの投稿されており、同じ問題に悩まされているユーザがほかにもたくさんいたことがわかりました。

Microsoftは、この問題に対して「Antimalware Engine 1.1.10502.0」をリリース。「Microsoft Security Essentials」をアップデートすると問題は自動的に解決するそうです。Windows XP搭載のPCを通常通り、起動してみましょう。起動時にこのアップデートを自動的に行ってくれるはずです。

Microsoftは、今回の問題はMSEだけではなく「Forefront Client Security」「Forefront Endpoint Protection」「Windows Intune Endpoint Protection」「System Center Endpoint Protection」をインストールしているPC(Windows XP、Windows Server 2003)で発生していたことが明かになっており、別のOSでも発生する可能性があるとのことです。この問題のため、Windows XP向け「Microsoft Security Essentials」のサポートはすでに終了していますが、ウィルスの定義ファイルとエンジンについてのみ2015年7月まで配信される予定とのことです。

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