2014-10-17

Firefox 34ベータ版をリリース。WebRTC機能を実装

Mozillaは2014年10月16日(現地時間)、Firefox 34 ベータ版をリリースしました。
「Firefox 34 ベータ版」では、WebRTC機能(リアルタイムコミュニケーションクライアントである Firefox Hello 搭載)の実装やテーマ切り替えの簡略化、Mac OS X Leopard (10.6) 以降で H264 (MP4) をサポートするなどの新機能が搭載されました。その他にも、HTML関連や開発者向けの各種改良が行われています。


Firefox 34 ベータ版での変更点


■新機能

  • リアルタイムコミュニケーションクライアントである Firefox Hello が搭載されました。
  • カスタマイズモードでテーマを変更できるようになりました。
  • Mac OS X Leopard (10.6) 以降で H264 (MP4) がサポートされました。
  • Wikipedia を HTTPS 経由で安全に検索できるようになりました。
  • 「Firefox をデフォルトのブラウザに設定する」の提示方法が変更されました。
  • HTTP/2(draft14) と ALPN が実装されました。
  • Windows: 「Firefox は起動していますが応答しません」と表示するダイアログでロックされた Firefox を復帰させられるようになりました。

■HTML5

  • ECMAScript 6 の WeakSet が実装されました。
  • JavaSript Template String が実装されました。
  • CSS3 の font variant とカーニングなどのフォントの調整が実装されました。
  • WebCrypto: RSA-OAEP、PBKDF2、AES-KW がサポートされました。
  • WebCrypto: wrapKey と unwrapKey が実装されました。
  • WebCrypto: JWK 方式の鍵をインポート / エキスポートできるようになりました。
  • DOM API の matches() が実装されました。これは以前 mozMatchesSelector() と呼ばれていました。
  • ワーカ向けに Performance.now() が実装されました。
  • WebCrypto: ECDH がサポートされました。
  • ECMAScript 6 の Synbol 型が追加されました。

■開発者

  • WebIDE: Web アプリがブラウザ上で開発できるようになりました。
  • スタイルエディタやインスペクタのルールパネル上で選択されたセレクタにマッチするノードがハイライトされるようになりました。
  • プロファイラのインタフェースが改善されました。
  • console.table が実装されました。

■修正

  • 同時に始まり、表示、位置、Overflow や同じ属性が変化する CSS transition が正常に開始されるようになりました。


ベータ版を試したい方は、Firefox 34 ベータ版の「システム要件」を確認の上、ベータ版ダウンロード・ページより今すぐインストールすることができます。


Firefox Aurora & Beta ダウンロード

▶︎ Firefox 34システム要件
▶︎ Firefox開発版 Aurora & Beta ダウンロード


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